アフリカンがお互いのスピーチが終わるごとに讃え合い、ハイタッチをしていたことも印象的であった。審査や順位にとらわれず、一つになって日本人のアフリカに対する意識向上や対応改善を訴える彼らは、我々日本人よりも日本を知り、しっかりと見ている様に思えた。

彼らが指摘する意識向上というのは、アフリカについてだけではなく、これからの日本人が抱える大きな課題であると思う。多くのメディア媒体が提供されている今の世の中で、従来の受動的な情報ではなく我々が自分自身で選択し、吸収していく能動的な情報集めが必要である。一人一人が「知る」ことから始めれば、彼らが望む真の日本社会に一歩近づけるのではないだろうか。(オルタナS特派員=藤田真彩)


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