東京大学特任教授(先端科学技術研究センター)の富田氏が社長を務めるベンチャー企業、スマートソーラーインターナショナルが、太陽の傾きに合わせ回転する棒状のアルミ製反射鏡を用いた「追尾集光型太陽光発電パネル」を開発した。

新しいシステムでは従来のパネルと比較すると、約2倍の集光効率を実現できる。また余った熱を温水器に活用でき、発電・発熱と太陽光のエネルギーを無駄無く利用しており、細部までこだわりが感じられる。生産工程においても中国に依存しているシリコンの使用を最低限におさえているという。

同社では、まず東日本大震災の被災地へと届けるため、今年8月から生産を開始する予定。その後将来的にはアジアや中東などの海外市場への進出も考えており、10月頃より試作品の販売を開始する。