日本では、英国ロンドンを拠点に人と人のつながりをデザインし、「わくわく」を仕掛ける会社「Happiness Architect」の代表、フジモトタイチ氏のプロデュースのもと、「H(app)athon TOKYO」が立ち上がった。

運営チームとしてハッピネスというテーマを中心につながったコラボチーム「ハッパサン」を結成し、「H(app)athon」TOKYOプロジェクトを企画運営した。ハッパサンのメンバーは、ロンドンの大学院でハッピネスの指標づくりの研究をしていたHappiness Researcher 堤エリ氏、ポジティブ心理学などの知見を取りれたゲームデザインを研究開発している「ELMe」代表 Happiness Designer 下沖光浩氏の3人。

下沖はゲーム業界を経て、大学院でエンターテインメントから生まれるハッピネスを研究しており、ハッピネスというキーワードで海を越えて二人とつながった。

H(app)athon TOKYOでは 、ユーダモニアという架空の国の設定を使うことで「身近なハッピネスに気づいてもらうためのワークショップ」を開催した。来場者それぞれがハッピーと感じることをカードに書いてもらい、沢山のハッピネスのきっかけを集めた。(集まったハッピネスはこちらのウェブサイトより確認できる)

ワークショップの最後には、下沖が 「ハッピネス・ハカセ」というキャラクターを演じ、ハッピネスに関しての科学的な説明も行った。普段、スピリチュアル的なものと思われがちなハッピネスだが、このワークショップは「ハッピネスに気づくことが、毎日をちょっと楽しくする日常習慣のひとつであること」を印象づけた。

ハッピネスカード


ここで集めたデータは今後「H(app)athon」プロジェクトのハッピネス分析に活用される。今後のプロジェクト展開としては、2014年3月20日にスマートフォン用アプリをリリースする予定である。(オルタナSロンドン支局特派員=Happiness Architect)

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