このミサンガは100%漁網の補修糸を使用して作られている。漁業を修復する、新たな生活を再出発する、そんな復興への願いと想いをこのミサンガに編みこんだという。
一般的にミサンガは、切れると願いが叶うと言われているが、この漁網ミサンガは「切れない」ことに価値を置き、マイナスな状況から生み出した絆や結束力、新たに出逢えた支援の輪を大切にしてゆく、という強い絆を表現している。
プロジェクトの起案者は、ラグジュアリーアクセサリーや小物を展開するブランド「RARA plus」を運営する荒畑良さん。以前より仕事でスポーツに深く関わってきているので、スポーツを通してできる復興支援をしたいと思うようになったという。
石巻市雄勝町名振の仮設住宅で、一本一本手編みで作られたミサンガには強い想いが込められており、このミサンガが購入されるごとに、直接作っている方々の手元にその売上と支援金が渡る。
このプロジェクトには多くの現役・元プロサッカー選手も賛同している。クラウドファンディングのリターンにはその選手たちのサイン入りボールやユニフォームなども盛り込まれている。
クラウドファンディングでの目標金額は50万円、期間は4月26日までである。(寄稿・井上梓)
・クラウドファンディングで掲載されているプロジェクト