ライトリングの石井綾華代表は、「うつ病予備軍は友達の一声で救われることがある。100万人以上の潜在支援者がいるので、彼らが動くことで、救われる人がいる」と話す。
2010年のオリコン調べでは、都内20代の平均親友数は5人。予備軍が23.4万人なので、それぞれに5人の友達がいると仮定して、潜在支援者数117万人を出した。
政府が閣議決定した2012年版の「自殺対策白書」では、20代の死亡原因トップは自殺だった。原因として、「人間関係の希薄さ」があると石井代表は話す。
潜在支援者にできることとして、「とにかく悩んでいる友達がいれば声をかけてあげてほしい。その一声で救われることが必ずある」と。同団体では、うつに悩む若者や、支援したい者の個別相談会「聴くトモカフェ」を毎週水曜日に表参道で開催している。うつの当事者だけでなく、サポートする人の支援も行う。
石井代表は去年大学を卒業後、NPOを設立した。若者のうつ病支援をしようと決めた背景には、自身の病気がある。小学4年生時、親や社会からの過剰な期待を感じてしまい、摂食障がい・拒食症になってしまった。
2回入院を経験し、病気にならない仕組みをつくりたいと決意し、活動を開始した。「うつ病予備軍は、本格的な治療の対象にならないことが多い。病気に認定されない一歩手前で、救いたい」と話す。(オルタナS副編集長=池田真隆)
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