購買選択肢にエコを求める消費者は増えてきている。朝日大学マーケティング研究所は2011年11月、首都圏在住の20~59歳男女411人に「エコ商品に関するマーケティング調査」を実施した。そこでは、消費活動に「エコ」を意識すると答えた消費者は6割を超えた。

このような追い風もあるが、課題もある。それは、「エコ」を意識する消費者は、徐々に増えているが、「低価格」の魅力を超すまでには至っていないことだ。、「エコ」と「低価格」の購買選択基準の比較では、「エコ」重視が約3割、「低価格」重視が約7割の配分だった。

この現状を打破するためには、自然エネルギーを商品の付加価値として見せる必要がある。大石代表は、「購買選択肢にエコを入れている消費者の連携が鍵」と話す。「エコ意識を持った消費者は増えているが、まだまだ全体から見ると少ない。しかし、消費者である彼らがエコ商品の魅力を連携して拡散することで、関心の低かった層にも伝わる」。

さらに、「電力までこだわっていることで、独自のストーリーが生まれ、商品の強みになる。電力に対して、『行動はしていないが意識している層』は多くいるはず。この層に刺されば、エコ商品の需要は拡大し、新たなエコグッズが生まれる可能性がある」(大石代表)。

第一弾として掲載されている商品は、太陽光発電装置がついたバッグと電力を蓄電する小型バッテリー(容量5000MA)のセットだ。限定50個の販売で、価格は47040円。大石代表は、「買えば買うほど、生活が楽しくなり、社会が元気になるECサイトを目指したい」と話す。


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