同サイトには、「ファッション」「ビューティー」「グルメ」など6つのカテゴリーがある。若い女性が関心を持つ分野ごとにカテゴリーが分けられ、エシカルファッションやオーガニックコスメなどの情報を週に3~4本ほど掲載している。

2012年7月、フェイスブックマガジンとしてスタートすると、「いいね!」の数は1000を超えた。読者層は10~30代が中心で、7割が女性だ。フェイスブックでの立ち上げから1年後の今年7月、ウェブサイトをリリースした。

齋藤さんは学生時代から国内外のNGO活動に携わってきた経験がある。中高をカトリック系の学校に通い、その頃から福祉や教育関係には興味があった。大学では、国際NGOの活動に参加し、難民キャンプでの支援活動も行った。

ソーシャルな活動の一方で、ファッションにも興味を持っていた。国際協力活動をしながら、ファッションショーを運営するサークルにも所属した。齋藤さんは、「ソーシャルな団体とファッションサークルとでは、コミュニティーの違いがあった」と話す。「社会課題を同世代にも知ってほしいと思ったが、もともと関心は低く十分に伝えられなかった。ソーシャルとかわいいの狭間にいて、じれたかった」。

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