地域とのコラボレーションに取り組むグリーンな企業には必ず地域とかかわり活動に参画する「社員」の姿がある。NPOの活動への参加や地域の緑地化活動など、地域と積極的に関わりながら、いきいきと自分らしくはたらく。自分次第で、社会的な課題解決に関わる「場」に参画し、関係性を豊かにする時代になっている。
今回のこのセミナーのゲストスピーカーは、横浜コミュニティデザイン・ラボの杉浦裕樹氏。NPOとして、横浜のつながりを豊かにする活動の第一人者である。当日は、中小企業がCSR活動を通してNPOといかに連携できるのか、そして社員がいかに地域貢献に参画することができるのか、事例を交えて話し合う。
社員の自律性を高め地域社会とのつながりへの参画を促す「ES(=従業員満足)」という視点、地域とのつながりを創り、企業が主導して社会貢献をおこなう「CSR」という視点、そして、地域がもつ価値を高めつながりを豊かにする「コミュニティデザイン」という視点。それらの視点を「ES×CSR=ESR」のアンテナとして掲げ、これからの社会のあらゆる問題解決に必要なことを学ぶ場として、開催する。
〈こんな方は是非ご参加ください〉
● 社会人になってからも、課題意識を持ち活動がしたい方
● 地域とつながりを持って、会社が得るコトは何なのか気になる方
● いまつながりのあるNPOと関わり続け、今後もつながりをひろげたい方
● 会社に入ってからも、自律していろいろな活動がしたい方
●日時:2013年9月25日 (水)
19:00~21:30 ※その後同じ会場で懇親会
●会場:さくらWORKS<関内>
横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F
●参加費:学生:1000円(税込)
一般:5000円(税込)
※ESR塾メンバーの方は無料
懇親会費:1000円(税込)
[講師紹介]
■講師ご紹介■
杉浦 裕樹 氏
NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事
ヨコハマ経済新聞 編集長
横浜オープンデータソリューション発展委員会 理事
学習院大学理学部を卒業後、舞台・イベント等の現場制作の会社を設立し、坂本龍一、マイルス・デイビス、田中泯らの舞台や、横濱ジャズプロムナード、アートキャンプ白州などで舞台監督、展示会・SP等のイベントの企画制作、現場制作を多数経験。1990年代前半から渋谷区神宮前に拠点を置き、原宿の地域活動・商店街活動、地域情報化進展度調査や、「ビットバレー」の交流会「ビットスタイル」の運営などに関わる。渋谷地区IT推進協議会の事務局、中小企業団体中央会のコーディネーター、トークイベント「Be GoodCafe」のディレクターとして多くの現場を組み立てた。2000年には「アースデイ原宿」を企画運営。
2003年に創造的な横浜のまちづくりや地域情報化を実践する非営利団体「NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ」の活動を開始。同ラボでは「協働・連携」のための手法や地域の情報デザインについて実践型で研究をしている。2004年にネット媒体「ヨコハマ経済新聞」、2008年に「港北経済新聞」を創刊。学びと連携の場づくりや、テレワーク事業の推進、オープンデータの利活用の推進等に取り組んでいる。NPOが運営するクリエーターによるリノベーションを施したシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」内に今年8月26日、3Dプリンターやレーザーカッターなどを備えた「ファブラボ関内」の運営を開始した。地域資源のマッチングによる社会課題解決型のプロジェクトの推進、ソーシャルメディアの活用や、多様な主体が連携して公益的な事業に取り組んでいくための「共創の舞台」づくりに取り組んでいる。