上海在住の山下智博さんが、サブカルチャーと現代アートを組み合わせたユニークなプロジェクトを立ち上げた。自らの活動を「クールジャパン」をもじり、「フールジャパン」と命名し、表現を通じて国際交流を展開する。この夏、彼の始めたプロジェクトによる最初の動画は、中国で爆発的な話題となり、投稿後たった一週間で動画の再生回数は20万回を超えた。(オルタナS北海道支局=横山光紀)

「ラブドールと本当に恋愛感情が生まれるのか?」これが、彼のプロジェクトが掲げるテーマである。ラブドールとは一人暮らしの男性の性的欲求を満たす用途で作られた人形のことを指す。山下さんは「映画などでも偏執的な愛情が人形に芽生える物語が存在する。だから、自らが被対象となって実験的にプロジェクトをしたかった」と語る。

自らピカチュウとなり撮影したラブドールとのツーショット

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