「社会がどうなろうが関係ない。一度引きこもりのレールに乗ったら、降りる事ができなかった」――23歳から26歳までの3年間、自宅に引きこもっていた成年Aさん(27)は話した。Aさんは、小中高大と、ストレートに通っていたが、学生時代に100社ほど受けた就職活動に失敗し、以来、何事にもやる気が起きず自宅に引きこもるようになった。「働きたいとは思わなかったが、お金を稼ぎたいとは思っていた」と振り返る。社会と切り離された成年は自宅で何を考えていたのか話を聞いた。(オルタナS副編集長=池田真隆)

Aさんが引きこもり時代によく遊びで撮った写真。飲み終わった酒瓶の底を撮る

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