全21作品が応募した製品づくり部門の林野庁長官賞には、和紙の布の「木糸プロジェクト」が選ばれた。針葉樹の国産間伐材を使用した100%の和紙で木糸の開発に成功し、日傘や帽子などの製造を行う。林業と繊維産業のコラボを実現した取り組みが評価された。

間伐推進中央協議会賞には、アペックスの間伐材の紙コップを使用した自動販売機が、審査委員長奨励賞には、ますほ里山暮らしを学ぶ会の汎用材で間伐材ベンチや情報展示板を作った取り組みが表彰された。

同アワードの主催は、GTFグレータートウキョウフェスティバル実行委員会、後援には林野庁、間伐推進中央協議会が付く。審査委員長は、東京農工大学の名誉教授である木平勇吉氏が務め、林野庁森林整備部整備課造林間伐対策室長の宮澤俊輔氏がオブザーバーとしてかかわった。

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