家庭用リチウムイオン蓄電池


電気を作るうえで一番の課題は電気を「貯める」こと。電気を貯められれば、必要な時に必要なだけ電気が使えて効率的だ。

だが、その「蓄電」がなかなかできないために、電力会社は昼も夜も、私たちの社会が必要な量を発電をしなければならない。

「電気は使いたい。でも、そんないつでもALWAYSオングリッド(送電線につながれた状態)な生活は嫌だ」。原発事故以降、そう思っている人も少なくないのではないだろうか。

そんなあなたにぴったりの住宅がある。大和ハウスのソーラー発電&蓄電池付住宅「SMA×Eco HOUSE」だ。

他とは違うポイントは蓄電池だ。余った電気を溜めて使える。つまり家のエネルギーを完全に自給できる可能性を秘めた商品なのである。

大和ハウス工業では2010年7月に国内初の家庭用リチウムイオン蓄電池付き住宅展示場を春日部と名古屋にオープンした。現在はさらに大阪にも展示場を拡大し、販売に向けた実証実験が行われている。

年内には商品化される予定だという。販売された際には、電気はひとりでできるもん!なんて言いながら、オフグリッドの快感を味わうのもいいかもしれません。(オルタナS特派員 殿塚建吾)