国際NGOセンター(JANIC)は、放射能から健康を守るための小冊子「はかる、知る、暮らす。」の配布を5月25日から開始した。日々の対応策など、放射能問題に関する「日常的な取り組み」を提案する。福島を中心とした全国45カ所の配布拠点のほかに、ウェブからの申し込みでも入手可能。A5判の小冊子のほかに、要点を抜粋したパンフレット版、コミック版(※)などもある。(オルタナS編集部員=佐藤 理来)
制作はCWS Japanの支援を受け、JANIC、こどもみらい測定所(東京都国立市)、ADRA Japanの三者で行われた。原発事故から3年が経過した今、気を付けるべきことを紹介している。64ページにわたる冊子には放射線測定に関する対談や、小豆川勝見氏の解説も盛り込まれる。避難した人にも、留まった人にも、それぞれの放射能を知ってそのリスクを考える手立てとなる1冊だ。
JANICはNGO支援を行うNGOとして、被災地支援や復興支援に取り組むNPOや市民グループの支援を2011年7月から行っていた。直接支援は今年の3月で終了したものの、啓発資料の配布という形で携わる。
放射能から自分と家族を守るため、また万が一同様の事故が起こった時に備えるため、役立つ1冊だ。
(※)コミック版は6月中旬からの配布を予定。
冊子申し込みページ:http://kodomira.com/HSK.html