米国・バーモント州はチーズやリンゴ、ビールの名産地だ。同州の工場からその美味しさをお届けする。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
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現地時間20日、筆者はバーモント州にあるチーズ工場とアップルサイダー工場、ブリューワリーに酒造所を訪れた。

チーズ工場の名前は、「Vermont Creamery(バーモント・クリーマリー)」。1984年創業で、ヤギのミルクを使用したフレッシュチーズは当時より米国では珍しかった。今は、工場内で飼っているヤギや地元のヤギ農家から集めたミルクを混ぜて、25種類のチーズをつくっている。

ヤギへの飼育管理や地元への貢献などをはたしていることで、社会性のある企業に送られる「Bcorp(ビーコープ)」の認証を受けた。

続いて訪れたのは、アップルサイダー工場。名前は、「Cider Mill(サイダー・ミル)」。バーモントといえば、リンゴ。アップルサイダーはリンゴジュースとは異なる。一般的なリンゴジュースは、果汁以外に水や安定剤などが入っているが、アップルサイダーはリンゴそのまま。そのため、保存にこだわらないとすぐに酸化してしまう。

ビール好きにはたまらないブリューワリーも訪れた。「Lost Nation(ロスト・ネイション)」だ。立ち上げた時期は2012年。アレンとジェイミーの男性2人組で起業した。もともと食品会社にいたが、人に指示されて働くのでは無く、自分自身で人生を切り開いて行きたいと思い、起業した。

起業したアレン(右)とジェイミー

起業したアレン(右)とジェイミー

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会社名のロスト・ネイションは、郊外などにある、所有者のいない土地のことを指す。そこには、住人も税金も存在しない。そんなイメージを会社名にしたという。1日に約2万リットルのビールをつくっている

この日、最後に訪れたのは、Caledonia Spirits(カレドニア・スピリッツ)という酒造所。ここでは、蜂蜜と水だけでつくったウォッカを飲んだ。スカッとする飲み応えで、一気に目が覚める。

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