5月16日~19日の4日間、渋谷ヒカリエでイベント「ワタシクリエイト」が開催された。4日間でのべ2000人もの人々が足を運んだ。クリエイターと企業がつながる場として、ワークショップやセミナーが行われた。(伊東ミキ)
初日の16日、「自分の人生を自分でデザインする」と題して、企業経営にデザインを導入し多くの実績をつくってきたパイオニア、PAOSグループの中西元男代表の講演からスタートした。デザイン的な視点からの発想が、今後の企業経営に、なぜ欠かせないか、熱く語った。
続いて翌日17日からは、大塚製薬をはじめ、和歌山県を代表する梅酒製造メーカー・中野BC、繊維メーカーの老舗・日東紡績などが出展したほか、個性的なクリエイターたちが一つのフロアに集結し、自社商品の紹介、販売を行うなど、会場は多くの人々が押し寄せた。
なかでも中野BCによるワークショップでは、実際に参加者が梅酒づくりの体験ができるだけでなく商品開発に参加できるという主旨で、料理家、フードコーディネーター、栄養管理士といった食にまつわるプロが参加した。今後の商品開発に関わるアイデアを出し合った。
このイベントを主催したのは、女性フリーランスや女性起業家の集まりである「アトリア」だ。アトリアの井尾さわこ代表は、「クリエイターたちが化学反応を起こし、ときに企業とのコラボレーションが実現する可能性もある。私はその可能性はとても大きいものだと感じている」と話す。
・アトリア
http://atlya.jp