LGBTという言葉を知っていますか。レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの総称です。日本では、口承しているだけで、人口の約5%がLGBTだと言われています。

20人に1人の割合なので、決して少なくはありません。ですが、男女二元論で構築された現代社会に居場所を感じられず、「生まれてきてよかったのか?」と、自傷行為を繰り返す率が高いです。

ここでは、LGBTの当事者たちが抱える課題に挑むキーパーソンを紹介します。

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世界で初めて同性婚を通した元国会議員、「君は一人ではない」

2001年、オランダで、世界で初めて同性婚に関する法案が可決した。この法案を通した中心的人物は、元オランダ国会議員のボリス・ディトリッヒ氏だ。現在は、ヒューマン・ライツ・ウォッチのLGBT権利プログラムアドボカシーディレクターを務めるボリス氏に、LGBTの当事者たちが暮らしやすい社会にするためには、何が必要なのか聞いた。

SNSで広がる「ピンクの三角形」――ロシア反同性愛法に反対

腕や頬にピンクの三角形をペイントした写真がSNSで拡散されている。これは、性的マイノリティーであるLGBTの象徴を表すマークだ。狙いは、世界中で問題視されているロシアの反同性愛法に対する反対運動を加速することだ。

「実父からの性虐待」 元タカラジェンヌが生い立ちを告白

東京ディズニーシーで同性結婚式を挙げたことで知られる、LGBTアクティビストの東小雪さんの最新著作『なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白』(講談社)が6月2日、発売された。実父からの性虐待を受けたことを告白する、性被害サバイバーとしての自伝だ。薬物依存や摂食障害、そして被害体験とショッキングな事実が続く。著者の東小雪さんに話をうかがった。