世界の食料問題の解決に取り組む特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International(東京・港、以下TFT)は、国連が定めた10月16日「世界食料デー」(世界中の人が食べ物や食料問題について考える日)を記念し、「100万人のいただきます!」キャンペーンを始めた。期間は、10月16日から11月30日までの1カ月半。本キャンペーンでは、飢餓で苦しむ子どもたちに100万食の給食の寄付を目指す。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
■約660企業・団体が参加
Oisix(オイシックス)は、ハロウィンシールをつけた「ぼっちゃんかぼちゃ」(350円・税抜)を同社のECサイトで販売する。売上の3%を寄付する。
カフェ・カンパニーは、飲食店での食べ残しをおしゃれに持ち帰る「Osusowake Bag」を、レストランやイベント会場などで配布。大丸松坂屋は、全国9店舗の大丸・松坂屋の計107の店内レストランで、TFTチャリティメニューを販売。一食につき、20円の募金の協力を呼びかける。
ビナーシェは、ナッツを使用したイタリアの伝統菓子「ビスコッティ」を、同社サイトで販売。アーモンドやチョコレートなど4つの味の詰め合わせセットで3300円(税込・送料別)だ。売上の4%が寄付となる。
これらの企業のほかにも、TFTと提携している約660の企業・団体の社員食堂、さらには、学生食堂、学園祭などで、同キャンペーンを実施。
現在、世界70億人のうち、先進国では肥満の人が10億人、開発途上国では飢餓で苦しむ人が10億人いるとされる。TFTは、ヘルシーメニューを食べることで、寄付につながる仕組みを取る。生活習慣病と飽食問題の同時解決を目指している。TFTの活動には、7年間で累計2,807万人超が参加、2,807万食超の給食を届けている(2014年8月末現在)。
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