採用支援事業を行うソーシャルリクルーティング(東京・渋谷)は11月7日、旅行情報に特化したキュレーションメディア、「Tabimo」(タビモ)をリリースした。国内外で300人以上のキュレーターを揃え、2015年中に1000万人の読者の獲得を目指す。キュレーションメディアを立ち上げた狙いを、同社の春日博文社長に聞いた。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
同社はこれまでに採用支援につながるSNS導入のコンサル事業、海外人材の採用支援などを主に取り組んできた。このたびキュレーションメディアを立ち上げた狙いを、春日社長は、「非日常だけでなく、日常的な体験を支援していきたい」と話した。
ここでいう「非日常」とは、就職活動のことを指す。就職支援につながるサイトを立ち上げても、登録者は就職活動が終了すると、そのサイトから離れていってしまう。この課題を解決するために、日常でも親しむことができる同メディアを立ち上げた。同メディアで集めたトラフィッキングを、同社の採用支援のサービスなどにもつなげる考えを持つ。
春日社長は2011年3月、学習院大学を卒業し、同社を創業した。ソーシャルメディアを使った就職活動(通称・ソー活)の仕掛け人だ。ソー活のシェアトップに位置し、今年6月には金額は非公開だが数億円の資金調達に成功した。社員数も、40人と立ち上げて当時の20倍になった。
同社は今後、ライフスタイル領域に参入していくのだが、キュレーションメディアを立ち上げるのは、今回で2回目。2014年4月から、仕事・キャリアに関するキュレーションメディア、CareerPark!(キャリアパーク)を運営している。20代の就活生・若手社会人を中心に、150万人の読者がいる。
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