クラウドファンディングで「年貢を納めて村民になろう」と呼びかけたプロジェクトに、サポーターが殺到している。中心は関東圏在住者で総勢600人から、目標金額の4倍以上となる412万円が集まっている。このプロジェクトでは、サポーターは、年貢と呼ばれる年会費を納めることで、村民となり、第二の故郷を持つことができる。村民は、都市部で開催される、村民同士での飲み会(寄合)に参加でき、そこで仲良くなった人たちと一緒に故郷に「里帰り」をすることができる。「たまには田舎でゆっくりしたい」と考える現代人のニーズをとらえた仕掛け人に寄稿してもらった。

みなさん、こんにちは!シェアビレッジ村長の武田昌大です。シェアビレッジとは秋田県の辺境から始まる「村」の概念をひっくり返すプロジェクトです。都市に人が集中し、情報が溢れ、時間に追われる現代社会。家と職場の行き来をする繰り返しの毎日に疲れていませんか?(寄稿・株式会社kedama代表 武田昌大)

第二の故郷で、日々の疲れを癒す

第二の故郷で、日々の疲れを癒す

「田舎でゆっくりしたい」――そんなあなたの願いを叶えるのがシェアビレッジ。年貢と呼ばれる年会費たったの3000円で誰でも村民になることができ、第二の故郷を持つことができます。

村があるから村民がいるのではない。村民が集まるから村ができるという新しい田舎の形。世界から、都市から、田舎から田舎に人を呼び戻す、自分たちの村を一緒に作っていきましょう。

■ネットワーク型の村づくり

記念すべき最初の村は秋田県五城目町に位置する築133年の茅葺き古民家です。

広い土間があって、囲炉裏に火が灯る。そんな昔ながらの日本の生活風景があるのが茅葺きの古民家の魅力です。11041656_1567710970180464_2565182501828233436_n

しかし、維持費がかかる・住む人がいなくなっているという、たった二つの理由で古民家は取り壊されようとしています。次の100年200年もこの家を残すには、多くの人たちで家を支える仕組みが必要だ。そんな想いからシェアビレッジを作ることを決めました。

村民が増えれば増えるほど、古民家を自分たちの村に変えていくことができます。日本を大きな村として考え、全国に散らばる村をつなぎ、ネットワーク型の村を作ります。

一度村民になれば、全国にある好きな村に行くことができ、農作業や田舎暮らしを味わえます。都市にいながらにして村を味わえる、村民限定の飲み会「寄合(YORIAI)」も開きます。

春にはお花見、夏には蛍観賞、秋には紅葉狩り、冬には囲炉裏で鍋を囲む。茅葺を葺き替えたり、敷地内の畑を「開墾(KAIKON)」する。年に一度のお祭り「一揆(IKKI)」という名のフェスでは、村民みんなで「村歌(SONG)」を歌いましょう!

■シェアビレッジ町村

「もう年貢納めた?」
「次はどこの村に行こうかな〜」
「来週の寄合楽しみだなぁ。」

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こんな言葉を人々が何気なく語る未来を作りたい。田舎をもっと面白くしていきます。目指すは100万人の村を作ることです。シェアビレッジは2015年春より開始致します。

一緒に開墾しませんか?シェアビレッジはいつでもみなさんの来村をお待ちしております。

現在、クラウドファンディングサービス「Makuake」で【年貢を納めて村民に?!シェアビレッジ町村、村民1,000人募集します。】を実施中です。

支援金額500万俵(円)を突破した場合には、老朽化が目立ってきている「茅葺き屋根の葺き替え」を行い、快適な村民生活を楽しめる環境づくりを進めます。支援頂いた全ての皆様にも、茅葺屋根の葺き替え体験やおにぎりのプレゼントをご用意しております。一同、ご参加をお待ちしております!

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