多くのモノやサービスが均一化され、商業的な観光資源に価値を感じる人が少なくなるなか、地方にはポテンシャルが眠っている。それは、現地に根付く人や伝統のことを指す。「地方には、地域の伝統に根ざした人や風習、食文化が残っています。それが、今、地域にとって大変価値のあるものとなっています」（じゃらんリサーチセンター横山幸代副センター長、オルタナＳ編集部の取材で）
観光の流れが変わりつつあるなか、着地型観光に目をつけた若手社員がいる。それは、ガイアックスの細川哲星さん（25）だ。細川さんは新卒3年目で、コンテンツマーケティングを担当していた。
昨年、細川さんは社内で行われたビジネスコンテストで、着地型観光に特化したウェブサービスを提案した。その企画案が見事通り、今年の1月にβ版検証用サイトを、そして、今年６月16日、「TABICA（タビカ）」をオープンした。
旅と住処（すみか）を掛け合わせて、タビカという名前にした
