「カミデコ」とは、社内で不要になったコピー用紙などのオフィス古紙を回収、100%再生紙にし、封筒、ノート、ハガキなどの「紙製品」にして、回収元に提供したり、一般消費者に販売したりする紙再生サービスだ。

大阪市の平成22年度調査によると、大阪市は全ごみ処理量に占める事業系ごみの割合が約60%、その約40%が紙類で、そのうち資源化可能な紙類は約21%に上る。特に中小企業から排出されるOA用紙などの回収率は低く、紙ごみの減量は重要な課題となっている。

同社はこの問題を受け、会社設立以来、600kgからの小ロットで古紙の再生事業に取り組んできた強みを生かし、「カミデコ」事業を開始。参加する企業は、1社で集めた不用紙(300kg〜)でオリジナル紙製品を作る「オーダーメイド」コースか、A4用紙段ボール1箱分(約20Kg)の少量から参加し、複数社で集めた不用紙でカミデコ製品を作って愛用できる「KAMIDECO BANK」コースのどちらかを選択できる。後者はとくに中小企業が参加しやすく、低い再生率が問題となっている中小企業の紙ごみ減量に貢献できる。

また、同社は、カミデコ事業の普及、参加企業と消費者をつなぐことを目的に、カミデコペーパーでできた製品を「TSUNAGARU(つながる)プロダクトシリーズ」と名付け、一般消費者への販売を広げている。7月21日には、動物柄や花柄、幾何学柄など、男女ともに愛用できるデザインをあしらった「TSUNAGARUブックカバー」全11種の販売を始めた。

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