パーティーを企画したのは、大学の食堂にベジタリアンメニューを導入する団体であるベジプロジェクトジャパンと、動物の権利保護団体NPO法人アニマルライツセンター。ミートフリーマンデーオールジャパンには、特定非営利活動法人国境なき料理団、NPO法人日本ベジタリアン協会、雑誌Veggy(キラジェンヌ)など11の賛同団体が集まっている。
今年4月、ベジプロジェクトジャパンとNPO法人アニマルライツセンターはポール・マッカートニーに、世界中で起きているMeat Free Mondayについてインタビューした。その動画が、このキックオフパーティーで公開された。インタビューでポール・マッカートニーは、「僕はベジタリアンでとてもハッピーだよ」と話した。その理由について、「一つ目は動物へのおもいやりだ、僕はこれが一番重要だと思う。あとは健康も理由の一つだ。そして地球の未来のためでもある、未来の世代のためにね」と説明した。
そして、「多くの人が地球を救いたいと思っている、特に若い人たちが。なぜなら彼らの未来だからだ」とし、若者の活動にエールを送った。
畜産業は温室効果ガス排出の主要原因とされており、FAO(国連食糧農業機関)が2006年にまとめた、環境問題と畜産業の関連性についての報告書「Livestock’s Long Shadow 畜産の長い影」でも、その関連性が指摘されている。
ミートフリーマンデーオールジャパンは、「温室効果ガス排出の主要原因が私たちの日々の食事であることは、もはや否定しがたい事実」と断言している。
そして、世界人口の9人に1人が十分な食料を得ることができていないなか、人間が食べられる穀物の37%が畜産用の動物に与えられているという現状を受け、ミートフリーマンデーオールジャパンでは、「誰もが簡単に取り組むことができるミートフリーマンデーは、地球環境の悪化を止め、食糧配分の不均等を解決する一つの重要な方法であり、動物を救うとても有効な手段」と賛同を呼びかけた。
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