跡見学園女子大学(東京・文京)は7月24日、新座キャンパスで「ATOMI ガールズコレクション2016」を開いた。「ViVi」(講談社)や「non-no」(集英社)など人気雑誌を調べ、最先端なファッションスタイルを自宅に眠る着なくなった服で表現した。このショーはオープンキャンパスのイベントの一環。会場には100人が訪れた。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

ATOMI GIRLS COLLECTION(ファッションショー)の原点は「もったいない」。環境保全を考える3R のうち、リユースにスポットを当てた

ATOMI GIRLS COLLECTION(ファッションショー)の原点は「もったいない」。環境保全を考える3R のうち、リユースにスポットを当てた

ファッションショーを企画したのは、同大学の2年生15人。同大学のマネジメント学部生活環境マネジメント学科横井由利准教授のゼミ生だ。学生たちは、授業として、4カ月をかけてショーを企画した。

ショーは横井准教授の前任が2011年から企画してきた。今年は、「最先端のファッション誌スタイルをリユースアイテムで」をテーマに企画した。環境や社会との共生をファッションで分かりやすく伝えることを目指した。

「ViVi」ファッションを担当したチームは、代表者が編集部を訪問し、「ViVi」のコンセプトやスタイルを学び、スタイリングに生かした

「ViVi」ファッションを担当したチームは、代表者が編集部を訪問し、「ViVi」のコンセプトやスタイルを学び、スタイリングに生かした

「non-no」チームは、コンセプトやスタイルを学ぶため、国立国会図書館にて創刊号や年代ごとの雑誌をリサーチし、ショーの服を選定した

「non-no」チームは、コンセプトやスタイルを学ぶため、国立国会図書館にて創刊号や年代ごとの雑誌をリサーチし、ショーの服を選定した

「NYLON」チームは、スタイリストの島津由行さんの指導を受けながら、スタイリングのポイントやショーの構成の仕方を考えた

「NYLON」チームは、スタイリストの島津由行さんの指導を受けながら、スタイリングのポイントやショーの構成の仕方を考えた

1970年、2004年、2016年の年代別に、その当時のファッション誌で紹介されていたスタイルを学生自身がモデルとなり表現。学生たちは、自宅のタンスに眠っている家族の洋服などを持ち寄りスタイリングした。

横井准教授は、インターンシップなどで時間がないなか、がんばって企画してくれたとゼミ生を称えた。「ファッションは身近であるがゆえに、改めて考えることなく、毎日着る服を選んでいる。少し知恵を働かせて、今あるものを活用したスタイルを楽しんでほしい」と話した。

ショーを開くきっかけになったのは東日本大震災。「傷ついた心をファッションで癒す」をコンセプトに包帯を使ったウェディングドレスを制作

ショーを開くきっかけになったのは東日本大震災。「傷ついた心をファッションで癒す」をコンセプトに包帯を使ったウェディングドレスを制作

企画したゼミ生からは、「洋服を捨てる前に一度考えるようになった」という声があがった。衣類の年間消費量250万トンに対し、約150万トンが廃棄されている。リユースを学んだことで、新しい洋服だけでなく、古い洋服にも魅力を感じるようになったという。「時代は20年に1度回ることを学んだ。親が着ていた服を今着ている。昔の服を工夫して着る事で、先のトレンドファッションを身に付けていることになる。最近では父親の服も着ている」と、新しい楽しみ方を見つけた。

 

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