7月22日、「週末対話カフェ」に参加した。週末対話カフェとは、古瀬正也さん(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科1年)が始めた対話の場だ。週末(基本的には金曜日か日曜日)に月2回ほどのペースで開催され、学生や社会人ら20名ほどが参加している。今回、「分かり合うとはどういうことか?」というテーマの対話カフェに参加した。
この日の問いは「どんな人とでも、いつかは、分かり合えると思いますか?」だった。
「分かり合える」という意見の人(5人)と「分かり合えない」という意見の人(14人)が混ざるようにグループを4~5人で組み、話し合った。25分×3回のセッションで行われ、3回目には最初のテーブルに戻るという形式で行われた。
まず、「分かり合う」の定義にそれぞれ違いがあった。「分かり合う=100%相手に賛成し、同じように考えられる」という人、「分かり合う=相手のことを知る、理解しようとすること」という人など、個人の価値観から定義に違いがでる。それによって問いに対する意見も違ってくるというわけだ。
「いつかは」、「どんな人とでも」の言葉に対してもイメージや考え方に違いがあった。その違いに耳を傾け、考えることが対話の醍醐味であると感じた。
対話カフェでは結論を出すことは目的としていない。それぞれが対話を通じて感じ、学び、考えることが目的だ。自分の心や考えを表現し、他者の意見に耳を傾ける場として特に若い人たちに参加をおすすめしたい。(オルタナS編集長 猪鹿倉陽子)
■当日の詳しい様子、参加者の感想はこちら 「週末対話カフェ」
http://d.hatena.ne.jp/taiwa-cafe/20110723/1311393639
http://d.hatena.ne.jp/taiwa-cafe/20110723/1311396439