3月11日の震災を受け、世界中で日本への祈りが捧げられた。
フィリピンの小さな村でも同様に。
この村を訪れたのは、高浜宏至さん(25)によって立ち上げられたClass for Everyoneという団体。彼らはフィリピンで、経済的な理由で学校に通うことのできない子供たちに映像授業の提供を目指している。
メンバーの一人・野尻達郎さん(23)は、ニーズ調査も兼ねて今年の6月に初めてフィリピンを訪れた。現地の人からは地震や津波のことを聞かれ、改めて大きな災害であったことを痛感したという。小学校ではpray for Japanをテーマにメッセージを書いてもらう授業を行った。
「Be storong enough in facing all the challenging in life.」
「Prayer is the best weapon to acheive all the goal in our country!」
また初めての折り紙にも挑戦してもらった。
野尻君は「フィリピンの子どもの絵が日本の高校生の心を動かし、行動を変え、人生を変える。かなりの妄想だけど、可能性は0ではない。もし実現したなら、僕がフィリピンに行った価値もあったのかなと思う」と振り返る。
このClass for Everyoneは今年の春から始まったばかりのプロジェクトで、現在もメンバーを募集中だとか。興味のある人は一歩踏み出してはいかが?