近年、性的マイノリティである「LGBT」という用語がニュースなどで多く取り扱われています。そこで、改めてLGBTを理解するために、セクシュアリティについて説明します。男女だけでなく、「多様な性」があります。(オルタナS編集部)(参考:特定非営利活動法人ReBit作成「アライ先生」)
■4つの視点で考える「セクシュアリティ」
セクシュアリティとは、性のあり方のことです。主に4つの軸で考えることができます。
その4つとは、
・からだの性(性染色体や内外性器の状態)
・こころの性(自身がどの性別にアイデンティティを持つかで決まる)
・好きになる性(恋愛対象)
・表現する性(服装や行動などのふるまいなど)
■LGBTとは?
LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの総称です。電通総研ダイバーシティラボでは、7.8%の割合とされています。性的マイノリティと言われることもあります。
・レズビアン:こころの性が女性で、女性を好きになる人
・ゲイ:こころの性が男性で、男性を好きになる人
・バイセクシュアル:こころの性にかかわらず、男性も女性も好きになる人
・トランスジェンダー:生まれたときのからだの性をもとに割り当てられた性と、こころの性が異なる人
*トランスジェンダーの例として、
FtM(Female to Male):生まれたときのからだの性は女性で、こころの性が男性の人
MtF(Male to Female):生まれたときのからだの性は男性で、こころの性が女性の人
Xジェンダー:からだの性がどうであるかにかかわらず、こころの性が男女どちらでもある人、どちらでもない人、男女の中間の人など
これら以外にも、恋愛や性愛の対象を持たない「アセクシュアル・エイセクシュアル」やセクシュアリティをあえて決めない・決められない「クエスチョニング」などの人もいます。
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