話し方教室を企画、運営する「心に響く話し方」は1月28日、『言響一人芝居「鏡の法則」』東京公演を開く。身近で大切な人に「ありがとう」「ごめんなさい」を伝えてほしいと、主人公と重なる経験を持つ代表の宮北結僖(みやきた・ゆき)が自身の父親と向き合うきっかけになった舞台。(オルタナS関西支局長=神崎 英徳)
鏡の法則は、息子がいじめにあっていることで悩んでいた主婦・栄子が、勇気を持って自分の行動を変えることで、父親や息子、夫との関係が変わっていく物語。感動や心に響くことが行動につながるという考えから、既成の効果音や楽曲は使わず、主人公の心情や父親が嗚咽する声などもすべて楽器で創り出している。
宮北はそれまで父親との会話はほとんどなかったが、6年前にこの東京公演に父親を招待し、芝居の中の手紙という形で、勇気を出して気持ちを伝えたことがきっかけで、父親との関係が大きく変わった。
宮北の体験談を語る最後のミニ講演では、6年前の舞台後に父親とようやく2人きりで10分間話ができたこと。
一昨年の年末に父親が倒れ、舞台上ではなく、初めて直接「ありがとう」「ごめんなさい」を伝えたこと。その時父がにっこり笑い、「お前は、個性的だから、自分を信じて前に進みなさい」と言われて楽になったこと。
死の準備をする父親をすごいと認められたことで、自分を認められるようになったことなど、自身の体験と想いを赤裸々に語る。
『言響一人芝居「鏡の法則」』東京公演概要
http://genkyo.jp/news/kagamiintokyo2018/
公演内容 1.生演奏にのせて宮北結僖の「鏡の法則」一人芝居 70分
2.穴澤雄介・野田正純によるミニライブ20分
3.宮北ミニ講演「周りに合わせて生きてきたあなたへ」 20分
日時:1月28日(日)17時~(開場16時15分)
会場:シーバンスホール
東京都港区芝浦一丁目2番2号 シーバンス ア・モール3F
料金:全席自由 6800円(ワンドリンク付き/税込)