岡山県の端っこにある西粟倉村という人口1600人の林業の村では、村ぐるみで森づくりが進められている。この村に、Iターン者の若者たちが運営する会社がある。株式会社 西粟倉・森の学校。村の木を製品にして売るこの会社は、林業の衰退に歯止めをかける挑戦を続けている。

伐った木を原木のまま売るのではなく、村の中で原木を加工して製品にすれば、高く売れる。村内にお金も落ちるし、雇用も生まれる。



私も、ここで働くIターンの一人だ。日々の仕事の中で山主さんのインタビューを記事にしてその思いを伝えたり、西粟倉の木でできた製品の宣伝をしたりと、村の森とお客さまをつないでいる。森で木を伐るという仕事だけではなく、様々な形で林業に関わることができるということを実感している。

文房具からキッチン雑貨、オフィスの内装まで、様々な形で、村の木を都会へ届けている。こうした村の林業が元気になり、森が再生されるのはもちろん、無機質な都会の生活に森の空気が吹き込まれ、都会にいても木のある快適な生活を送ることができる。村の森も、都会の人も元気になるしくみだ。(オルタナS岡山特派員 熱田尚子)


◆この地域のおすすめポイント
1.人口1600人の、顔の見える木材流通
2.村の中で木が製品になる
3.木材産地と都会をつなぐ

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