2004年に出版された絵本「戦争のつくりかた」が2月11日、短編アニメとなり公開された。この絵本は、2004年に複数人の有志によって啓発のために作られたものだが、視聴者からは「今の日本の状況と似ている」という声が相次いでいる。アニメは約7分半で、無料で観ることができる。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
絵本「戦争のつくりかた」を作ったのは、「りぼんぷろじぇくと」という名称のチーム。りぼんぷろじぇくとが結成されたのは2004年5月、国会で戦争に備えるための有事法制を審議しているときに、「この国は戦争に向かっているのではないか」と気付いた人たちでできた。当初は、手作りの冊子にして、配布していたが、刷り上げた3万3千部はわずか3カ月でなくなった。
今回、この絵本をアニメ化したのは、映像作家やアーティストたちの集団「NOddiN」(ノディン)。この団体は、東日本大震災と福島原発事故をきっかけに立ち上がったもので、映像の作り手としての責任や価値観を変えていくことを趣旨として活動している。
公開された動画はこちら↓