写真提供:株式会社いろどり

「おばあちゃんの葉っぱビジネス」で知られる徳島県上勝町は料理のつまものの生産で有名だ。標高630メートルに位置し、棚田が残る市宇地区では農業体験ができる「棚田の学校」を開催している。

地元集落で構成される市宇棚田保全よろず会のメンバーが出迎えてくれ、田植えや稲刈り、茶摘み、山菜採りなど農家の日常を手軽に体験できる。朝10時に集合し、15時頃までという日帰りプログラムで、昼食は地の素材を使った手料理が振舞われる。徳島市からの参加者が多く、大阪など関西方面から来る人もいる。

写真提供:株式会社いろどり


事務局長の植松時寛さんは「田植えや稲刈りは家族連れに人気で、7~8年も通い続ける家族もいます。お子さんが中学生になるまで来ていましたよ。親御さんからは、泥んこになりながら安心して、自由に遊べることが喜ばれています」と話す。

次回は9月25日に稲刈り体験が予定されている。植松さんは夫婦で農家民宿「里がえり」も営んでいる。普段の日でも田んぼの草取りや柚子の収穫など可能な限り農業体験を受け入れてくれる。(オルタナS特派員 加藤千博)

写真提供:株式会社カミカツーリスト



◆この地域のおすすめポイント
1.植松ご夫妻を中心とした地元の人たちのおもてなし
2.天上の楽園と称される棚田の風景
3.日帰りで気軽に農家の日常を体験できる

◆問合せ先
市宇棚田保全よろず会事務局長植松さん
TEL 0885-46-0293