人類が地球に生き残るためにはどうするべきか。俳優・伊勢谷友介氏は2009年、リバースプロジェクト(東京・港)を立ち上げ、クリエーティブな視点で社会課題の解決策を提案してきた。「創業当初から、衣食住をエシカル(倫理的)にすることを目指している。地球を存続させるのではなく、人間が種として生き残るために、サステナビリティは不可欠。そのために、リバースプロジェクトとして、既存のプロダクトの生産方法をより『存続可能』な方法に変えてきた」。(聞き手=吉田 広子、池田 真隆)

伊勢谷友介氏(俳優、映画監督、カクトエンタテインメント所属・株式会社リバースプロジェクト代表) 写真:三浦 安間

同社は企業と協働しながら、ビジネスモデルの変革を促す。シルクの新たな価値を見直す「愛媛シルクプロジェクト」、1千万着の雇用制服を環境配慮型に変える「全日本制服委
員会」、オリジナルブランドの展開など、そのアプローチは多種多様だ。
 
伊勢谷氏は自身のライフスタイルにもサステナブルな製品を取り入れる。例えば、オーガニックコットンタオルや化学物質を含まないシャンプー、内装には中古の家具─。バイクのシートには鹿革を使用。最近では自宅の電力を自然エネルギーに切り替えた。

■この続きは雑誌オルタナ53号に掲載されています


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