市民ならではの目線で震災情報を発信
写真提供:「今私たち市民にできること」運営委員会

放送局が持っている電波を使い市民で製作した番組を流すパブリックアクセスという手法を用いたTV番組「市民による震災報道」が4月5日にスタートした。

番組で取り上げる内容は3月に起きた東北地方太平洋沖大地震についてである。今回の震災に対してアクションを起こしている市民が集まり、「いま私たち市民にできること」運営委員会を発足し毎週1本の番組を製作し放送する。
メジャーなニュースでは取り扱わない、ミクロな視点から得る市民ならではの情報を発信する。第1回目の放送では避難所にいるろう者や外国人に対しての接し方などが放送された。
パブリックアクセスは欧米と比べ日本ではまだなじみがうすい。通常今回の震災はマスメディアを介して現状を知るが、この番組では本来そのマスメディアの視聴者側の立場にいる人々が発信する。今までの暮らしを改めて見直す機会に来ている日本で、マスメディアの形も変わっていくのではないだろうか。
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番組名「INsideOUT」BS11 放送日・毎週月~金曜日 22:00~22:55*パブリックアクセス「市民による震災報道」は毎週火曜日の後半の3分間に放送します。 詳細  http://www.bs11.jp/news/59/
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