国内自給率0%の綿。持続可能な社会経済システムへ移行しようと活動するトランジション都留(山梨県)の主催で有機綿を栽培し、紡ぎ、実用品を制作する一連の流れを体験できるワークショップが進行中だ。
6月18日に行われた第1回目には男女4人が参加。大島在来という和綿の種を発芽した苗を畑に移す作業が行われた。都内から参加した中西実和さんは長年IT系企業に勤めている。
「若い頃はがむしゃらに働いて、体のことを考える余裕もなかった。妊娠、出産を機に土に触れることや採れたての野菜を食べる楽しさに目覚め、それが生命そのものに力を与えてくれることを体感した。それ以降定期的に農体験に出掛けているが、今回は自分自身の手で綿を育てられるということで興味がわいた。作業を通じて、気持ち良さを味わい、生活を変えていくきっかけを得たい」と話す。
主催者の杉浦ひろみさんは「私たちも初めてでゼロからの挑戦ですが、綿花は順調に育っています。秋に収獲、糸紡ぎを行うので、興味がある人はぜひ参加して」と話す。(オルタナS特派員 加藤千博)
◆おすすめポイント
1.種から綿を育て、糸をつむいで手作り品を作るまでの一連の流れを体験
2.都内から2時間で農体験ができる素晴らしいロケーション
3.地元産無農薬の自家製野菜やお米による美味しい昼食付き
◆詳細URL
トランジション都留(つる)
http://blog.canpan.info/ttt/
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