NPO法人BeGood Cafeが小田原市周辺で進めるミカン農園活性化の一環に造園グランプリがある。
これは甘夏農園の一角を公園化しようと言う企画で、作業を続けるのはグランプリを獲得した東農大の造園科学科を中心に他の学科の学生も参加して進行中。今回はパーゴラ用の孟宗竹の切りだしや材木への防腐剤塗布など、初めてだらけの作業に挑戦した彼らの活動報告を作業リーダー江間くんのレポートでお届けする。
オレンジプロジェクト~造園グランプリ第3回作業8/30分レポート~
東農大造園科学科 江間優太朗
(作業内容)
I 竹の切り出し
・第1農園から対象地で使う竹を切り出す。
・切り出した竹の枝を切り、長さを揃え、乾燥させる。
II 防腐剤塗り
・パーゴラ用の木材に防腐剤を塗り、乾燥させる。
1,竹の切り出し
木材買い出し班と竹伐り出し班に分かれて、作業を始めました。竹伐り出し班は、第1農園の竹やぶまで、元気な雑草をかき分けながら進みました。竹やぶまでたどり着くと、あまり暑さを感じませんでしたが、作業をするとなると、別の話。汗を流しながら、必要な竹を選び、切り出しました。切り出した竹を駐車場まで運び、木材買い出し班の帰りを待ち、車に入るように長さを揃えて車に積み込んで、第3農園へと向かいました。
第3農園も第1農園と同様に、対象地に行くまでの道のりに元気な雑草がいました。まずは、その雑草の除去をして、道を作り、木材を運びました。幸いなことに、対象地には、雑草が少なく助かりました。そして、パーゴラをどの位置に建てるか検討しました。高さや幅が、農園の傾斜や甘夏の木によって制限されましたが、大体の位置を決めました。
みんなで話し合った結果、防腐剤を塗ってから造ることになり、まずは防腐剤を塗りました。そして、切り出してきた竹をかませて、乾燥させます。9月頭に来る台風の影響が気になりつつも、台風通過前に乾燥することを祈って、乾燥させます。
そのあと、段差の土留めをしようと竹を4~6つに割いて、土留めをしようとしたところ、うまく土留めできなかったので、また、みんなで話し合い、別の方法をとることに決まり、今回の作業はここまでに。
今回は、造園科以外の参加もあり、さらに造園グランプリの輪が広がりました。次回には、パーゴラが完成する予定なので、完成像にかなり近づくので、とても楽しみです。』
レポートに続き、今回参加の女子はかなり太めの孟宗竹の伐採など、慣れない作業も淡々とこなしていたが、その感想をちょっと伺ってみた。
(栄養科学科3年 中澤知子さん)
「鎌やのこぎりなどの用具の使い方が、全然わからない状態で参加しましたが、みんな優しく教えてくれてとても楽しかった。』
(造園科学科3年 大戸萌さん)
「竹を切って、倒す瞬間はわくわくしました。
なかなかできることではないので、本当に貴重な体験ができてよかったです。
しかし台風で、木材や盛土がごちゃごちゃにならないか心配です。」
次回は15日が作業日。ぜひ無事な状態でいてほしい。さて当日の昼食は山形名物サバ缶をミックスした浸け汁付きそうめんを食べてもらう予定。
オレンジプロジェクトの詳細はここ