渋谷駅前のモヤイ像の花壇を拠点に、宮下公園脇や公園通りの街路樹の根元の花壇、美竹公園入口など渋谷エリア内でレンゲ草やデイジー、菜の花などの花を植え、育てているボランティアグループがある。
「シブハナ」と称する彼らは、20-30代の若者たちだ。
「渋谷の街が花でいっぱいになったら、ゴミをポイ捨てする人も減るかもしれない」
そんな思いから、2003年4月に開催された環境イベント「EarthDay Tokyo 2003」にあわせてモヤイ像の周りに1000個の花を飾った。以来、毎週末には5~10人が集まり、花壇とその周辺のゴミ拾い、花がら摘み、 水やり、補植などの作業(1回約3時間)を行ってきた。季節に合わせた花壇の植替え作業も年3回ほど行った。
活動は今年で10年目に突入。同団体の事務局は言う。
「渋谷区や新島にも許可を得て活動しています。花壇づくりに共感していただいた地元の企業から協賛金、渋谷区からは作業面積に応じて助成金、渋谷公園通商店街振興組合や市民の皆様からは寄付金をいただき、花の苗や種を買うなどの資金を賄ってきました。作業終了後は、メンバー間の親睦の意味も込めて楽しい飲食会もやっています。活動はどなたでも参加できます」
「シブハナ」の公式サイトでは、彼らの活動で生まれた花壇マップが見られる。「もっと増えればいいのに」と思ったら、ぜひ彼らの活動に参加してみてほしい。(今一生)
●シブハナ公式サイト
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