今年1月19、20日には、ピースボートセンターいしのまきとの共催で宮城公演を開催。地元の人をはじめ、東京、大阪、名古屋など全国からキャスト106人が集まった。
緑大陸のスピリット役を務め、可憐ながら力強いダンスを披露した石巻市立女子高校3年生の阿部志帆さんは、演劇部に所属。東日本大震災時、避難途中に津波に襲われたが、周りの人の救助で一命を取り止めたという。
阿部さんは「亡くなった母に思いが届くように、気持ちを込めて丁寧に踊った。震災で辛い思いもしたが、100人の仲間と練習を重ねてきて、ようやく披露できたことがとても嬉しい」と語った。
コモンビートは今年、6月8、9日に第23期九州公演(福岡市)、8月23、24日に第24期東京公演(東京・世田谷)、9月28、29日に第25期中部公演(名古屋市)、10月19、20日に第26期関西公演(兵庫県尼崎市)を開催予定だ。
30日に実施される体験説明会への参加費は無料で、18歳以上であれば、だれでも参加できる。申し込みはコモンビートのウェブサイトで。(オルタナ編集部=吉田広子)