様々なエシカルな活動を通してメリットとして強く感じるのは、「共感を得られる」ということです。Synchro Heart では、こどもと一緒に社会について考えながら、絵本をつくる活動「ソーシャルえほんプロジェクト」などを行っているのですが、学生から社会人までたくさんの方に共感、協力していただいており、みんなで活動を押し進める、という感覚があります。

iNDIGO BLUE時の辻本さん(写真中央)

ボーイズシンクロのエンターテイメントiNDIGO BLUEでは「Piece」と名付けて東北復興のための活動をしているのですが、この復興活動からチームに興味を持っていただいた方もたくさんいます。

一方、デメリットとしては、収益性についての課題が挙げられると思います。ですが、「共感」をキーワードに解決していけるのではないかと思っています。

最近では個人から支援を募るクラウドファンディングという手法が国内でも確立されつつありますし、個人の共感の集まりがエシカル活動を持続されるためにも非常に重要になってくるのではないかと考えています。

iNDIGO BLUEでは今年6月に行う東北のライブパフォーマンスをフォトブックにするプロジェクトで、グリーンバードでは、5月30日に行ったごみゼロイベントで、それぞれクラウドファンディングを利用しています。

共感を得るためにはもちろん伝え方が大事ですが、真に社会にとって良い活動、意義深い活動であることが大前提です。エシカル活動の先にある世界を常に頭に描きながら、これからも精力的に活動していきたいと思います。(寄稿・辻本恵太)

【辻本恵太 (from iNDIGO BLUE)】
ハダカの男のエンターテインメントiNDIGO BLUE の経営チーム兼パフォーマーとして活動する傍ら、表現教育活動団体Synchro Heart の代表を務めている。また街のおそうじ団体グリーンバードなど様々なエシカル活動も積極的に関わっている。

・iNDIGO BLUE 東北復興プロジェクト[CAMPFIRE] http://camp-fire.jp/projects/view/664
・グリーンバードごみゼロイベント[JustGiving Japan] http://justgiving.jp/c/8896