昨年の夏休みに1ヶ月ワシントンD.C.で語学学校に通い、その後、ニューヨークに１週間滞在して4本のミュージカルを見た。帰国後、その経験を踏まえて自分のこれからの人生について考えた。
今やっておきたいこと、将来の理想像、いろいろ考えて一つだけ確信したことがあった。「このまま大学に通い、卒業して就職すれば、自分は絶対つまらない人間になる」そうはなりたくない。自分がこの世に生まれたのには理由があると思いたかった。
しばらく考え込んだあと、死ぬまでにやっておきたいことリストを作った。その中に「ミュージカルの舞台に立つ」と書いた。観客を感動の渦に引き込むステージに立ってみたい、そう思った。
チャンスは意外とすぐにやってきた。2013年の3月、友達が参加するコモンビートのミュージカルが誰でも参加できるものと知り体験会に参加した。
ミュージカルのプログラムは8月まで。10月からは大学を1年休学して世界一周の旅に出る予定で、その旅費を稼ぐためにはバイトもしなくてはならない。迷いに迷ったけど、自分の感じた運命に従う事にした。そして、今思う。あの選択は間違いじゃなかったと。
