プロジェクト25実行委員会では、同書を執筆するにあたり、25歳世代の労働意識・環境を調査した。その結果、地道に真面目に、やりがいを求めて働くが、過労やストレスで身体や精神が崩れることもあるという特徴が分かった。同委員会では、そのような特徴を持つ25歳世代を、「ワーキングピュア」と名付け、今後も希望を持ち続けながら働くためにはどうしたらよいのかというテーマに挑んだ。
同書では、25歳世代の若者たちのインタビューを収録しており、仕事についての本音を語ってもらった。雇用形態が正社員、契約・派遣社員、アルバイトなど多様化したいま、若者たちは長時間労働、パワハラ、低賃金などの問題に直面しながらも、「仕事とは何か」と自問自答して、働き続けている。
30~50代の会社員・経営者・NPO代表へも取材し、仕事での不安にどう向き合ってきたのか書かれている。映画監督の周防正行氏、元プロ野球選手の古田敦也氏、小説家の朝比奈あすか氏による鼎談では、20代の頃の理想と葛藤、プロとしての責任などが話し合われた。
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