「アッサラームアライクム!(こんにちは)」広報カーに乗って、村々を回りながら、母子保健に関する情報を紹介するビラを配る。プロジェクトが行なっているCHV(コミュニティ・ヘルス・ボランティア。第13弾参照)に加わって、新しく用いられ始めた広報手段だ。(オルタナS特派員=中野 貴行)

録音されたメッセージを、スピーカーで伝えながら村を回る。何事か、と興味を持った人たちが家から出てくる。その中から、出産のお年頃の女性を見つけたら、車から降り、「アッサラームアライクム!」と言いながら、満面の笑みで駆けつけ、「ヘルスセンターで妊娠に関する健康診断をやってまーす。産前は4回、産後は2回。

これが健康にいいんです。でね、もしできるなら出産間隔は3年空けたほうが、健康にはいいんですよ。あ、これって出産制限とかじゃないですから!家族が大きいほど、大きい幸せが得られるってことは知ってますしね☆けど、健康のためには、3年間の休憩。是非是非!」という感じでメッセージを伝える。

週に3度、全てに同乗しているわけではないが、普段行けない場所に行きながら、村で顔を売ったり、公共手段で行きにくい村での生活を垣間見たり、生の声を聞く機会として、できるだけ乗るようにしている。

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