電園復耕のご購読の皆様へ
早いもので、小説「電園復興」も121号を重ねました。
一重に読者の皆様の温かいご支持の賜物でございます。
2年余りの間、皆々様から様々な御意見を頂戴したことは感謝しても感謝しきれません。そのなかでも各大学や研究所からの学術的な御質問が数多くあったことは確かで、その理由は、この小説が単なるフィクションではなく、食料とエネルギー問題とそれに係る官僚機構が抱える問題を提起してきたからだと思います。
深刻さは東日本大震災以降、ますます顕在化しております。従って、それらの事柄を地球温暖化問題をも含め、様々なデータを基に、ノンフィクションとしてお知らせする必要性が急務となったと痛感しておる次第です。
そこで、出版元であるオルタナとも協議した結果、日本の食料問題とエネルギー問題を世に問うノンフィクション「電園復耕」を今年の12月に出版することを決めました。つきましては、今年いっぱい、ノンフィクション「電園復耕」を優先してウェブ上に発表いたしますので、フィクション「電園復耕」の連載を今年一杯、スローダウンさせていただきたく存じます。
遅筆を恥じながらも、12月刊行のノンフィクション「電園復耕」にご期待いただけると幸いです。
吉田愛一郎