オルタナS特派員の中嶋泰郁さんの記事一覧です。
中嶋 泰郁
1993年千葉県出身。早稲田大学教育学部社会科学専修在学。中高6年間を混沌とした新大久保で過ごす。ハンセン病・ホロコーストなど、自分と他者を分けてしまう人間の怖さが関心領域。尊敬する人物は、杉原千畝。氏の功績を伝える「千畝ブリッジングプロジェクト」で代表を務めた。2015年夏よりリトアニア・ヴィリニュス大学へ留学。
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わざわざ中国の山奥の村を訪れて、ハンセン病快復者と交流をしている日本の大学生たちがいる。ハンセン病問題支援学生NGO「橋-QIAO-」(以下、チャオ)だ。「ハンセン病を名打っているが、人を知る活動なのです」と代表の菅沢誠士さんは語る。人と人とのつながりを断つ象徴であったハンセン病から、彼らは何を思い学ぶのか。
楽泉園の入所者自治会の会長を務める、藤田三四郎さん(88)の話を紹介する。「差別や偏見をなくすために、種を蒔いて欲しい」と語る藤田さん。若い頃の経験や、若い世代へのメッセージを聞いた。
「THINK NOW ハンセン病」キャンペーンを行ってきた日本財団は、ハンセン病の認知度に関する調査を約3000人に実施した。ハンセン病を考える上で大事なものはなんだろうか。
2015年1月25日は、「世界ハンセン病の日」であった。2日後の1月27日も、人権を考える上で重要な意味を持つ。ポーランドにあったアウシュヴィッツ強制収容所の解放70周年の日だ。過酷な環境で、多くのユダヤ人たちの命が失われた。ここ栗生楽泉園にも、患者を凄惨な環境に置く施設があった。「日本のアウシュヴィッツ」こと、重監房である。
温泉街で有名な観光地、草津。そこには、「日本のアウシュヴィッツ」と呼ばれる施設があった-。国立ハンセン病療養所栗生楽泉園並びに重官房資料館を訪問した。観光ガイドブックには載っていない、「草津」を紹介する。
沖縄本島の中部、名護市にある屋我地島。のどかな島の北部には、国立ハンセン病療養所沖縄愛楽園がある。そこは、戦時体制の中で、「患者が患者として扱われない」医療施設だった-。