認定特定非営利活動法人ReBit(リビット、東京・新宿)はこのほど、18~25歳のZ世代を対象に企業のダイバーシティ&インクルージョン(D&I)と就職・就労に関する調査を実施した。97.1%がD&Iの推進が重要と答えるも、38.5%が「(D&Iを推進している企業を)探したいと思っているが、 探し方がわからない」と回答した。(オルタナS編集長=池田 真隆)

Z世代にとって、 D&Iの推進が重要な情報にもかかわらず企業の声が届いていないことが分かった

「10社以下しか知らない」が9割

この調査は9月16日から10月3日にかけてインターネットで募集し、121人が回答した。結果から明らかになったのは、働き先を選ぶ選択肢に、若者は多様性やD&Iを重要視するが、先進的な企業を調べ切れていないということだ。

89.1%が「D&Iに積極的に取り組む企業を10社以下しか知らない」、 38.5%が「探したいと思っているが、 探し方がわからない」と回答した。

職場でのD&Iの推進を求める声は9割から上がり、多くの人がコロナ収束後も、 ダイバーシティ&インクルージョンが実践された職場で働くことを希望していた。