no.24 SPI　廃棄物処理から「燃料の創造」へ――リヴァックス

リヴァックス（兵庫県西宮市）は、食品製造工場から発生する動植物由来の廃棄物を燃料に加工、セメント会社等へ供給する事業を行っている。民間では初の、有機性廃棄物をバイオマス燃料に加工する設備を持つなど、他の廃棄物処理業者とは一線を画す存在だ。

同社は「廃棄物処理会社から資源供給会社へ」を目標として掲げている。1960年代から廃棄物処理を手掛けてきたノウハウを生かし、バイオマス燃料製造を中心とした「燃料供給会社」となることが当面の目標だ。CSR活動にも積極的で、7月には同志社大学の講義の一環として、学生たちとの討議の場を設けるなど、教育機関やNPOと協働した活動を定期的に開催している。

赤澤健一社長は「（当社では）真摯に仕事に向き合い、取り組み、成し遂げる過程で得られる『楽しさ』を大事にしている。金銭だけでない感動や成長が得られるのも、プロとしての素晴らしい報酬」と語る。

私たちの生活から切っても切り離せない「廃棄物」。これを魅力ある資源へと変えていく仕事には、他では味わえないやりがいがあるに違いない。（オルタナS　高橋遼）

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