「聞き書き甲子園」をご存じだろうか。毎年、高校生100人が森や海、川など自然と共に伝統的な暮らしをしている名人を訪ね、一対一で「聞き書き」をする。参加した高校生は自分のおじいちゃん、おばあちゃん、もしくはそれ以上の歳を離れた名人たちの言葉に耳を傾け、知恵や技、そして生き方を学んでいく。
今年で10回目を迎えた聞き書き甲子園に参加した高校生は10年間で900人以上となった。その多くは社会人や大学生へ成長しているが、卒業生と名人が集うNPO法人共存の森ネットワークの主催で10周年記念シンポジウム「未来へ向かって私たちからの提案～人と自然、人と人、その１００年先を描くために」が開催される。
卒業生それぞれが生きていこうとするフィールドの中で「聞き書き甲子園」で受け取ってきたものをどのように実践していくか。これからの生き方、社会の姿について、同世代の仲間、他分野で活躍する仲間とともに、未来への提言を行う。
開催日の11月19日（土）午前には聞き書き甲子園を追ったドキュメンタリー映画「森聞き」（柴田昌平監督）も上映される。
日常と自然との距離が離れ、自然からの恵みの上に私たちの生活が成り立っていることをつい忘れてしまいがちな私たちの暮らし。「聞き書き甲子園」を経験し、社会に出ていく若者たちは社会にどのような思いを描き、どんな変化をもたらそうとしているのか、声を聴いてみたい。（オルタナS特派員 加藤千博）
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聞き書き甲子園10周年記念イベント
「未来へ向かって私たちからの提案～人と自然、人と人、その１００年先を描くために」
◎11月19日（土）
シンポジウム＆映画上映 (一般公開：定員250名)
場所：パナソニックセンター東京 有明スタジオA
【午前の部】
10:00 開会式 主催者挨拶
◆塩野米松 NPO法人共存の森ネットワーク理事長
10:15 映画「森聞き」上映
12:30 上映終了
【午後の部】
13:30 キーノートスピーチ
◆代田七瀬 10周年記念企画実行委員会委員長（聞き書き甲子園1期生）
13:50 リレートーク
「“聞き書き”を経験した10代、20代の想い」
14:50 パネルディスカッション「私たちの描く100年後の社会」
コーディネーター
◆前川洋平 10周年記念企画実行委員会副委員長（聞き書き甲子園2期生）
パネラー
◆奥村広哉（NPO法人コモンビート）
◆神埼淑（NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部）
◆長谷川知広（NPO法人ビッグイシュー基金）
◆早水綾野（NPO法人ACE/グリーン・アクション）
コメンテーター
◆渋澤寿一（NPO法人共存の森ネットワーク副理事長）
◆エバレット・ブラウン（執筆家・epa通信社日本支局長）
16:20 閉会
【イベント参加方法】
事前申込が必要です。メールないしファックスにてお申し込みください。
申込締め切りは11月17日（木）で 参加費は無料です。
「10周年記念イベント参加希望」を明記の上、氏名（ふりがな）、性別、所属（会社名、学校名など）、参加区分（一般/当NPO会員/聞き書き甲子園卒業生/名人）、電話番号、e-mailアドレス、参加日程（初日、2日目のみ、全日程）を添えてお申込みください。
※初日は一般公開いたしますが、2日目は当NPOの活動に参加している方に限定させていただきます
【お申込み＆お問合せ】
NPO法人共存の森ネットワーク事務局
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂5-15-3 R-rooms三軒茶屋1-A
TEL:03-6450-9563 FAX:03-6450-9583 MAIL: mori@kyouzon.org
担当：芳川、森山、牛田
