以前、こちらの記事でも紹介した「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」(東京・渋谷)は、真っ暗な空間で目の見えない世界を体験することができる。1989年にドイツで生まれ、日本でも1999年から開催されてきた。日本ではのべ6万人を動員した。

参加者は8人程度のグループを組み、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障がい者)にリードしてもらいながら完全に光のない空間を探検する。その暗さは、顔の前に自分の手をかざしても全く見えないほど。最初はみな白杖を持っていてもうまく歩けないが、仲間の声や空間で流れている音、香り、足裏の触感などを頼りにするうちに視覚以外の感覚が研ぎ澄まされていく。チームワークも必要なので企業研修に利用されることも多いそうだ。

受付は温かみのある雰囲気


他にも子ども向けや季節に合わせた内容など様々なバリエーションがあり、2月からはバレンタインに向けて「LOVE」がテーマのプログラムが始まる。恋人や夫婦だけでなく友達や兄弟とも相手を思いやることを大切にしてほしいという。また一人での参加も可能だ。

ダイアログ・イン・ザ・ダークはただ「目の見えない人の世界」を体験するものではなく、自分自身や世の中について改めて深く考えるきっかけになる。もちろんエンターテイメントとしても楽しめるので、バレンタインのデートに行ってみては?


Love in the dark
日程:2月の金・土・日曜日 +2月13日(月)、2月14日(火)
チケット:大人 5000円 / 学生 3500円 / 小学生 2500円 ※予約制

ダイアログ・イン・ザ・ダーク