公益財団法人損保ジャパン環境財団が環境問題に取り組むCSO(市民社会組織)の環境保全プロジェクトの一環として、NPO法人アサザ基金と連携して取り組んでいるかっぱん田プロジェクトからせんべいが商品化されることとなった。



地域をつなぐせんべいとして「つながりの輪風せんべい」として商品化されることが決まった。このネーミングの発案者は地元茨城県牛久市立南中学校の生徒たちである。環境保全を地域活性化につなげるという思いが込められている。

茨城県牛久市にあるかっぱん田(谷津田)で作られた無農薬のもち米を使いこのせんべいは作られた。せんべいの中には地元霞ヶ浦の漁師から仕入れたサザエビが入っていて、福祉作業施設の方に袋とじ作業の協力をえた。

つながりの輪風せんべい


2月25日には、茨城県牛久市でせんべいの商品化記念として「かっぱん田収穫祭」が開催されて、約60人ほどが集まった。アサザクラブに所属する牛久南中学校の生徒たちからは「おせんべいづくりが、こんなにオオゴトになるとは思わなかった。最初は学校の総合学習の一環として行っていたが、有志でアサザクラブを立ち上げた。今日大勢の人に来て頂けてうれしい」と喜びの声があがった。

つながりの輪風せんべいは地元牛久の商店で販売されていく予定である。(オルタナS特派員 池田真隆)