住民が楽しみながら持続可能な地域を作る英国発の市民運動「トランジション・タウン」の事例を紹介するイベントが10日昼、都内で行われた。

「トランジション・タウンのつくりかた」会場の様子=10日午後、明治学院大学で

イベント「トランジション・タウンのつくり方」(NPOトランジションジャパン主催)には明治学院大学(東京都港区)の会場に約200人が集まり、世界各地の取り組みを紹介する映画の上映や、国内の事例紹介、参加地域どうしの交流などが催された。

石油採掘量がピークを迎え、減少に転じる「ピーク・オイル」を契機に始まったトランジション・タウンは現在世界1800か所以上に広がり、自然エネルギーや地域通貨の導入などを通じて地域の自立と活性化に貢献。日本でも東日本大震災以降にとりわけ関心が高まり、東北から沖縄まで26か所以上で取り組みが始まっている。

会場で上映されたビデオメッセージの中で、神奈川県葉山町の山梨崇仁町長は「市民が要望を請願する従来の運動とトランジション・タウンは異なる。行政が市民の中に分け入り、何を一緒にできるか探りたい」と語り、同運動への期待を示した。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年6月12日