自然エネルギー政策に力を入れている世田谷区で16日、エネギャルが区民に対して太陽光発電の理解を促進するイベントを開催した。同イベントには、保坂展人世田谷区長(56)も出席した。
エネギャルとは、エネルギー問題に関心のあるタレントやモデルが集まった平均年齢23歳のアイドルユニット。メンバーには、エコ検定や太陽光パネルの設計・設置ができる産業用太陽光設置士の資格所有者がいる。
同イベントではエネギャルリーダーの永峯恵さん(23)が司会を務めた。太陽光発電で賄える電力量についてや、太陽光パネルの普及策の一つである「せたがやソーラーさんさんプラン」について説明した。
せたがやソーラーさんさんプランでは、区が購入した太陽光パネルを安価で区民に普及する。国や都への補助金申請を代行し、有効な料金プランを無料で見積もる。10年間で実質的な負担がゼロ円になるプランを組む。区内の一戸建て住宅を対象にしたこの普及方法で、区内1000戸への太陽光パネルを設置することを目指す。このプランの担当は世田谷サービス公社がまかされており、7月から本格的に開始する。
保坂展人区長は、「太陽光発電とはそもそも何かということを区民に対して説明するには、彼女(エネギャル)たちのようにいろはからわかりやすく伝えることが大切。今後も彼女たちの力を借りて区内へ太陽光パネルを普及・促進していきたい」と話す。(オルタナS副編集長=池田真隆)
・エネギャル・プロジェクト