資源の有効活用につながる使い捨ての紙の器WASARA(ワサラ)。3年の開発期間を経て2008年に誕生した。原料には、非木材であり枯渇しない葦と竹、バガス(さとうきびの搾りかす)を使用することで、処分する際に土に還っていく。

WASARAを使って、新たなライフスタイルを築く


現在では、ヨーロッパ、北米、オーストラリア・ニュージーランド、韓国に代理店を置き、世界中で展開している。香港で開催されたアジアデザイン賞では2009年度大賞・金賞のダブル受賞を成し遂げた。また、ニューヨークの「クーパーヒューイット国立デザイン博物館」での展示も行われた。



今年2月には、器だけではなくフォークやスプーンも開発した。素材には、農薬を使わずに自生した自然の竹を採用し、防カビ剤や漂白剤は使用していない。商品の収益の一部はEFF(地球と未来の環境基金)を通じて森林保護活動に寄付される。金額は、皿だと6枚入りで483円~735円ほど、フォークやスプーンは12本入り441円。購入はオンラインショップや全国の取り扱い店舗にて。(オルタナS副編集長=池田真隆)


WASARA公式サイト